本文へスキップ

天台宗庭月山月蔵院こと、庭月観音の公式ホームページです。

お問い合わせは、TEL.0233-55-2343 FAX.0233-55-2505

〒999-5207 山形県最上郡鮭川村大字庭月2829

The Precincts Of A Temple境内詳細

十四 観音堂

観音堂 現在、観音さまが祀られている観音堂は、江戸時代に戸沢公自らの発願により信徒から浄財を募り、寛文十一年四月(1671年)この地に移転されたものです。落慶法要は延宝四年(1676年)七月三日、円満寺住職、尊純法印を願主にして、盛大な法要が執行されたと伝わっております。
 現在、祀られている聖観世音菩薩は今まで、二代目ご本尊であり、戸沢公の寄進によるものと考えられてきました。
 しかし、平成21年に行われたご本尊の大改修・調査の際の年代測定により、約一千年前に作られたことがわかりました。
 一千年も昔から、皆様の信心により受け継がれるご本尊を、未来永劫伝えていきます。

十五 本堂/おいずり堂

おいずり堂 本堂(別名:おいずり堂)には、(おびただ)しい数のおいずりが納められております。おいずりは巡礼の装束であり、古来より巡礼が結願すれば、当寺院に収めることが習わしでした。
 当寺院のご詠歌にも「いままでは おやとたのみしおひずりを ぬぎておさむる にはつきのてら」と詠まれています。
 以前は、結願とともに当寺院に必ず納めていたおいずりですが、車社会となった現在では、おいずり堂を拝むことで、一度奉納したことと解釈され、再び持ち帰り、巡礼に毎回使用します。また、おいずりの色は、両親健在、片親のみ、両親他界で違い、赤・青・白となります。
 亡くなった方のおいずりについては、当寺院にお納めいただく他に、納棺する方法もありますが、当山においずりを納めることよって、巡礼によって積んだ徳がさらに高まると言われます。

十六 庭園/四季折々の草花

 びんてんこ地蔵当山の池は上から見ると心の字をくずした形をなしています。このような池を心字池といい、禅宗の影響を受けた日本庭園の伝統的な手法です。
 境内では、ヒメギフチョウ、サンショウウオ、一輪椿など貴重な動植物の生息が確認されています。
 また、庭月観音の庭園では、四季折々の草花を楽しめます。美しい庭園をご覧になり、心を癒してください。

<< トップページへ