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天台宗庭月山月蔵院こと、庭月観音の公式ホームページです。

お問い合わせは、TEL.0233-55-2343 FAX.0233-55-2505

〒999-5207 山形県最上郡鮭川村大字庭月2829

Mogamisanjyuusankannon最上三十三観音霊場

国内有数の歴史を持つ、みちのく山形の霊場

 最上三十三観音ガイドマップ最上三十三観音霊場は、開創を約600年前まで遡る国内有数の歴史を持つ巡礼地です。
 その範囲は、北は最上郡鮭川村、南は上山市まで広がり、最上義光公の領地と重なります。
 最上川を添うように点在する札所には、全国各地から観音信仰篤き善男善女が訪れます。

最上三十三観音公式ホームページへ



「最上三十三観音巡礼マップダウンロード」

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番数 寺院名 住所 電話番号
鈴立山若松寺
若松観音
天童市大字山本2205-1 023-653-4138
宝珠山 千手院
山寺千手院
山形市山寺4753 023-695-2845
守国山 吉祥院
千手堂
山形市大宇千手堂509 023-684-8026
大慈山 圓應寺
圓應寺
山形市宮町4-16-33 023-622-3937
唐松山 護国寺
唐松観音
山形市大字釈迦堂7 023-629-2405(寺務所) 023-629-2313(別当)
清水山 耕龍寺
平清水観音
山形市平清水95 023-631-7570
新福山 石行寺
岩波観音
山形市岩波115 023-641-6514
六椹山 宗福院
六椹観音
山形市鉄砲町1-2-20 023-631-0048
金峰山 松尾院
松尾山観音
山形市蔵王半郷2 023-688-3328
水岸山 観音寺
上ノ山観音
上山市十日町9-29 023-672-1421
十一 高松山 光明院
高松観音
上山市高松52 023-672-0440
十二 長谷山 長光院
長谷堂観音
山形市長谷堂23-3 023-688-5901
十三 観音山 常福寺
三河村観音
東村山郡山辺町大宇三河尻23 023-665-7716
十四 金剛山 正法寺
岡観音
東村山都中山町岡102-1 別当納経所 石川長兵衛宅
023-662-2536
十五 京集山 観音寺
落裳観音
寒河江市柴橋2494-1 0237-86-4308
十六 長岡山 長念寺
長岡観音
寒河江市丸内2-4-19 0237-86-0016
十七 寒江山 長登寺
長登観音
西村山郡西川町睦合乙142 0237-74-3853
十八 恵日山 慈眼院
岩木観音
西村山郡河北町岩木570 0237-72-3191
十九 東根山 秀重院
黒鳥観音
東根市本丸南2-10-2 0237-42-4748
二十 青蓮山 清浄院
小松沢観音
村山市小松沢6500 0237-55-6171
二十一 如金山 喜覚寺
五十沢観音
尾花沢市大字五十沢488 0237-22-2582
二十二 祥雲山 龍護寺
延沢観音
尾花沢市大宇延沢竜護寺925-1 0237-28-2331
二十三 光沢山 円照寺
六沢観音
尾花沢市六沢741-3 0237-28-2319
二十四 宝沢山 薬師寺
上ノ畑観音
尾花沢市上柳渡戸207 0237-28-2437
二十五 弘誓山 養泉寺
尾花沢観音
尾花沢市梺町二丁目4-6 0237-22-0669
二十六 川前観音堂
川前観音
北村山郡大石田町字川前114 0237-35-4917
二十七 深掘観音堂
深堀観音
北村山郡大石田町字豊田595 0237-35-5028
二十八 塩沢山 曹源院
塩ノ沢観音
北村山郡大石田町大字横山327-1 0237-35-2262
二十九 石水山 西光寺
大石田観音
北村山郡大石田町字大石田乙692 0237-35-2364
三十 鷹尾山 般若院
丹生村観音
尾花沢市丹生1699 0237-22-2175
三十一 浪高山 東善院光清寺
富沢観音
最上郡最上町大字富沢1378 0233-45-2217
三十二 慈雲山 明学院
太朗田観音
最上郡最上町字若宮119 0233-43-3916
三十三 庭月山 月蔵院
庭月観音
最上郡鮭川村大字庭月2829 0233-55-2343
番外 臥龍山 天徳寺
世照観音
最上郡最上町大宇向町1495 0233-43-3935

最上三十三観音 巡礼縁起 「光姫伝説」

 当山には最上札所開創にかかわる悲しい恋の物語が伝わっている。山形城主五代目頼宗公のひとり娘・光姫は幼いころより観音経をそらんじるほどの篤き観音信者でありましたが、その美しさゆえに求婚するものがあまたであった。地元・庭月領主横川大膳国影もまたその一人であったが、当時としては山形の大名家と小さな庭月領主との縁談はまさに門前払いの体をなしたことは当然の成り行といえた。
 しかし、横川大膳は姫への慕情捨てがたくなんとしても庭月城にお連れしたいとの家の子郎党ともども二度にわたる刃傷に及ぶが、無念にも姫の警護のものに捕えられ、山形城下・馬見ヶ崎川にて主従ともども河原の露と消えたのだった。
 これ憂いた姫は出家を発願され、乳母とともに城中をひっそりと抜け出し、巡礼に旅立ったのであった。
 女ばかりの慣れない草枕に行先も定まらない旅。疲れと心細さでちょっと休むつもりがついうとうと・・・・・。すると、庭月聖観世音菩薩が夢枕にお立ちになり、微笑んでおられた。ハッと想い目を覚ますと不思議なことに枕元に巻物が置かれてあり、第1番若松観音さまから第33番までの旅路が示されてあったという。ひと月に及ぶ苦修練行の後、たどり着いた結願33番庭月観音は奇しくも横川大膳の領地であった。姫のこころは、観音妙智力により清浄と安らぎを得、つぶらな瞳から涙が一滴境内にこぼれ落ちた。いつの日かそこから美しい百合の花が咲き、その花が姫ゆりと呼ぶようになり境内の光姫塚に今も往事の面影をしのぶことが出来る。
 その後も霊験を求め、全国各地からあまたの善男善女が参拝されるようになり、最上33観音巡礼が世間に広まっていったと伝えられる。